2009年05月28日

『ザ・シールド』

AXNで放送されていた『ザ・シールド』。

今夜、シーズン7最終話にしてラストエピソードとなる第88話「終着の地」"Family Meeting"の放送をもって終わりとなりました。


以下、ネタバレありです。









非常に重い終わり方でした…


うん… 実に重かった…




結果を求めての小さなウソから始まってウソの上塗りを繰り返し、次第に取り返しのつかない大きな罪を重ね続け、そしていつしか罪の意識も薄れて重大な過ちを犯していくストライクチーム。

回を重ねるごとに泥沼にハマるかのように深みにはまって抜け出せないまま、ついに迎えたシーズン7。

ラストエピソードと知って迎えた今日も、彼らにどんな最後が待ち受けているかなんて想像できずにいました。



罪の意識にもがき苦しみ命を落としたレン。

ヴィックと常に行動を共にして彼の闇の部分だけを受け継いで、いざチームから離れて1人になった時どうにも立ち回ることができなくなって、一家心中を選ばざるを得なくなったシェーン。

最後までヴィックを信じていたのに、チームの罪をすべて1人で背負うことになったロニー。

誰よりもチームのため、家族のために全力を注いできたのに、結局すべてを失い1人きりになったヴィック。



結局いつも最善の道を選んでは、それが最悪の結果をもたらしてきたからね。

今回だってベルトランを移民局に差し出すことですべて丸く収めるつもりが、最善の策とおもった免責の自供が招いたのはロニーの逮捕と家族の離縁。そしてシェーンの自殺…。


なんともやりきれない結果になったけど、これ以外の締めくくり方はもう想像できない。

ヴィックは1人になったことでこれ以上ない苦しみと自責の念を、これからの人生ずっと毎日かみしめて生きていくことになるんだね。

でもきっとヴィックはファーミントンで強く生きていくんだろうね。これからもずっと。



結局おいしい思いをしたのはアセベダ1人か!w




しかし… すごいドラマだったよ。ザ・シールド。

ほんとすごかった!


これだけのドラマがこの先再放送もDVD化も予定がないなんて、もったいない!


独特の世界観だから、人によって合う合わないが強そうだけど…

もっと多くの人に見てもらいたいねぇ…
posted by mauki at 23:07| ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | その他の海外ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはつです
シールドについてのネットサーフィンしていたら、ここをお見かけしたのでコメントします。

いや〜ほんとに最終話は・・・・重いですね

なんかいろいろ語り合いたくなりますね
見た後、ほんと暗くなりましたね・・・

しかしこれほど異彩を放ったドラマに出会えたのはよかったと思います。
印象的でした

DVD化されることを願いますね
Posted by yu at 2009年05月31日 23:22
>yuさん

おはつです。よろしくです♪


観終わった後、しばらく動けませんでした。

シェーンの死を知り、写真を前にしたときのヴィックの顔。
そして移民局のデスクの前で1人になったときのヴィックの顔。

すごいショックをうけているのに、涙がでないんですね。
というか涙を流せないんですね…
すごく印象的でした。

私自身、どこかで最終回になにかしらの救いを求めていたのかもしれません。
でも、このドラマにハッピーエンドなんてふさわしくないというか、ありえないですよね^^;

でもやはりシェーンが頭を打ちぬいたときはショックでしたし、ロニーが捕まった時の取り乱し様に見てるこっちまで動揺し、ヴィックの打ちひしがれた様子に言葉を失い…

とことんまでのめり込んだ1時間半でした。

DVD、すべて出してくれるなら買いたいと思っています。
原語でも見てみたいですよね^^
Posted by mauki at 2009年06月01日 21:14
オリヴィアは最後の方は相当嫌な奴でしたね。あのファイル返さなきゃ良かったのにと思ってしまいます。そしてマーラ。最初はたんなるシェーンの奥さんだと思っていたのにこのドラマにこんなにインパクトを与える存在になるとは。そしてヴィック。最後はすごく痛々しかったですね。こんな素晴らしいドラマがDVD化されないなんてどうかしてますよ。日本のクソドラマなんかより遥かに面白いのに。
Posted by 近近 at 2009年06月03日 01:37
>近近さん

1話から順を追ってみている我々は、ヴィックらが悪事に手を染めた時にどんな思いでいたかを知っていたのに対して、オリヴィアはあの短い間に起こったことを淡々と聞いただけですからね。
そりゃあ驚くでしょうし、人間として許せなくもなるとおもいます^^;

・・・でも嫌な女になりましたね、ほんとw


マーラは本当にキャラがたちましたね。
最初は金と勢いだけで結婚したのかと思いましたが、本当に家族を愛してましたね。

夫の全てを知ってもそれを受け入れ、それでも家族のためにどんなことも厭わず行動するマーラ。

夫の1面を知って逃げることを選んだコリーン。
マーラに比べると、コリーンが弱い女としかみえなくなりました。

あれだけ荒れてたキャシディーがお父さんになつく姿を見て、コリーンも最後には変わるのかなと思ったんですが、やっぱり最後の最後まで夫に怯えるだけでしたね。

とことん家族を愛し、過ちを犯して心身ともに衰弱しきった時にマーラが求めたことが、自分の家に帰ること。
最後の家族会議の結果も、きっと静かに受け入れたんでしょうね。


日本のドラマで満足できる人にとってザ・シールドは重すぎるかもしれませんが、一度これだけ完成度の高いものに目が向くと日本のドラマを見る気がまるで起きなくなりますね^^;;

なんとかDVD化してもらえないかなぁ。
レンタル屋に並べば人にも勧められるようになるし、一気に見られるようになれば人気もでると思うんですけどねぇ。
Posted by mauki at 2009年06月03日 02:30
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック